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店主の想い

休むのがとっても下手くそな店主です

#グルテンフリー#ケーキ屋さん#開業記録

こんばんは、ようこです。今週もたくさんの方にお越しいただきありがとうございました。今日は休業前の営業最終日でした。

先日の休業のお知らせよりオンライン、店頭ともにご予約が殺到しケーキがほぼ予約完売となりました。ありがとうございました。

またケーキをお渡しできなかった皆様には残念な気持ちでいっぱいですが、再スタートを楽しみにしていてくださいね。

また「風邪を引いた」との投稿の後たくさんの方から「お大事にね。」とメッセージをいただきました。本当にありがとうございます♡

以前、ヨーコベイクスのホームページにこんなブログを書きました。「キャロットケーキのおすすめの食べ方」から引用します。

“一人きりになって静かな空間でケーキを食べながら自分と向き合うこと。自分とつながること。自分に帰ること。自分を満たす時間。

たった一切れのケーキの中に、当店は、「あなたがそんな時間を持ってくれますように」と言う願いを込めて、私たちはケーキを作っています。”

キャロットケーキでティータイム

忙しい日常の中で自分だけのケーキと空間で、自分と向き合う時間を作っていただきたい。そんな想いがヨーコベイクスのケーキには 込められています。

だけど、みんなにケーキを届けること。そして何より、ケーキを通した経験や時間を届けることにあまりにも一生懸命になりすぎて、ついうっかり、自分のことを忘れていました。おいおいおい。

もう皆さんにはバレバレだと思いますが、私はとっても不器用です。運動はできないし、マルチタスキングも無理。掃除、洗濯、料理、家事全般は家族に丸投げ。

目標に向かって行動したり、興味があることに飛びつくのは得意だけど、とっても苦手なのが、そしてとっても へたっぴなのが、そう、「休むこと」。

慢性的な疲労や肩や腰の痛みなど体からのサインは出ているのに、まとまった休みの必要性はひしひしと感じていたのに、「みんなに忘れられたらどうしよう」「お客さんがいなくなったらどうしよう」そんな不安から、休業に踏み切れずにいました。

でも先週、年明けに1週間営業してみて、やっと分かりました。私には、今、「休む」必要がある。そわそわするし、休むって、どうやって⁇何するの⁇みたいになってますが、(←だから何もしないんやってば)今年、2025年は「休むこと」にまずトライすることにしました。

お店を始めて もうすぐ4年。分かったことは、私はケーキへの想いが情熱が、本当に強いこと。想いが強すぎて頑固すぎて「私はケーキ屋には向いてない」と落ち込むこともたくさんありました。

でも想いが強いから、こだわりが強いから、だからこそ私のケーキは「美味しい」と感動を与えることができて人の心を動かすことができる。

キャロットケーキ

想いが強いことを恥じることなんてなくて、その気持ちを大切にしてあげたらいい。今では、少しずつ、そう思えるようになりました。

お休み後、再スタートする時にはそんな私の思いに沿うようにもしかしたら今と少し違った形でお店をオープンするかもしれません。

ヨーコベイクスのケーキはいつもと変わらないまま。もちろんヨーコベイクスの大切にしたいもの、そして私たちの願いも、いつもと変わらないまま。

再開の目処が立ったら、また皆さまに、お知らせしますね。それまでヨーコベイクスの冬眠後の脱皮を、楽しみにしていてください。

しばらく会えないのは寂しいですが、しっかり休んで自分をしっかり満たして、溢れた分を皆様に与えることができるように。

また皆様に会えることを心より楽しみにしています♡

これを読んでくださったあなたへ、私より愛をこめて

ヨーコより

この記事の著者

Yoko Wspanialy

1983年2月生まれ。奈良県出身、大学で上京。大学院からロンドンへ渡り、言語聴覚士となる。留学先のデンマークで出会ったポーランド人と結婚し、現地の病院にて7年勤務。イギリスで娘と息子を出産し、産休中に上司に頼まれてウェディングケーキを作ったのをきっかけに、ケーキ作りを仕事にしたいと願うようになる。BBCのブリティッシュベイクオフに応募し、最終選考まで残る。2016年末に日本へ引っ越し、現在鎌倉に在住。小麦アレルギーの診断を経て米粉に転換し、2021年に3月に実店舗をオープン。その開業記録や、ケーキをビジネスとして続けることのあれこれを書いています。

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