ショーケースにケーキを並べるのを、辞めます。 - YOKO BAKES

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ショーケースにケーキを並べるのを、辞めます。

#グルテンフリー#ケーキ屋さん#開業記録

お客さまへ、大切なお知らせ

こんにちは、ヨーコです。今日は、お店について、大切なお知らせです。長い休業後、2025年3月から営業を開始しておりますが、この度、

【ショーケースにケーキを並べるのを、辞めます。】

2021年に開店して以来、たくさんのケーキを、店頭に並べてきました。夢のケーキ屋さん。毎日ケーキが並ぶ姿に、わくわくしました。だけど正直、ここ数年は、「たくさん焼いて営業する」というスタイルに、疑問を抱きながら続けていました。

私は、「食材を無駄にする」ということが、本当に嫌いです。私が土を触らずとも、牛の乳を搾らずとも、誰かがどこかで毎日一生懸命育ててくれたお米や人参、それにチーズやバター。鶏が産んでくれた卵。そんな大地の恵み、そして人の想い。それをいただいて、美味しいケーキにし、皆さまを幸せにすることが、私の仕事です。天職だと思っています。

当店でこれまで、破棄したケーキは、1つです。1つ「だけ」かも知れませんが、私にとっては、忘れられない「1つ」です。ミニイチの冷蔵庫に置き去りにしちゃったケーキです(涙)。

私は、誰かが必要としている、誰かが求めている、そんなケーキを作りたい。そして、いただいた食材は、全て美味しいケーキとして皆さまに届けたい。だから、「たくさん焼いて、お客さまが来るのを待つ」という、従来のケーキ屋の在り方に、ずっとずっと、3年間、違和感を感じていたんです。

でも、「ケーキ屋だから仕方ない」「経営者として、しっかりしなきゃ。」そんな我慢をずっと続けて、2025年1月、お店にいるのも、お菓子を焼くのも、心底嫌になったのが、長い間休業をした、正直な理由です。

「私はケーキ屋に向いてない」

ケーキが好きすぎるから、想いが熱すぎるから、だからやらない方がいい。

「どうせ私には出来ない。」

そう思って、お店を閉めることも考えました。

だけどそれは、私が私から逃げていただけで、何の解決にもならなくて、3月から、いずみちゃんと細々と、お店を開けています。そして、ケーキは全て、予約が入ってから焼くこと。そう決めました。そうすることで、誰かの為に焼く。使う食材は全てケーキにして、お客さまに届ける。それが叶えられると、そう思ったからです。

ショーケースにケーキが並ばないケーキ屋なんてあるの?予約なんて、めんどくさい。そう思われるのが怖くて、なかなか言えませんでした。だけど、勇気を出して言います。これから、ケーキは完全予約制とし、予約が入った分だけを焼きます。ショーケースには、ケーキは並びません。

営業日は不定休ですが、大体、毎週金曜日です。1週間前から、予約受付をスタートします。来店日に欲しいケーキを、ご予約の上、ご来店ください。

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今後もどうか、ヨーコベイクスをよろしくお願い申し上げます。

2025年4月 店主Yoko

この記事の著者

Yoko Wspanialy

1983年2月生まれ。奈良県出身、大学で上京。大学院からロンドンへ渡り、言語聴覚士となる。留学先のデンマークで出会ったポーランド人と結婚し、現地の病院にて7年勤務。イギリスで娘と息子を出産し、産休中に上司に頼まれてウェディングケーキを作ったのをきっかけに、ケーキ作りを仕事にしたいと願うようになる。BBCのブリティッシュベイクオフに応募し、最終選考まで残る。2016年末に日本へ引っ越し、現在鎌倉に在住。小麦アレルギーの診断を経て米粉に転換し、2021年に3月に実店舗をオープン。その開業記録や、ケーキをビジネスとして続けることのあれこれを書いています。

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