【グルテンフリー米粉キャロットケーキ】白砂糖を使わない理由|YOKO BAKESのケーキ作りの原点 - YOKO BAKES

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【グルテンフリー米粉キャロットケーキ】白砂糖を使わない理由|YOKO BAKESのケーキ作りの原点

#グルテンフリー#白砂糖不使用#米粉ケーキ

江の島近くにあるグルテンフリーのイギリス菓子専門店 YOKO BAKES は、米粉を使ったケーキを中心に、身体のことを考えたお菓子作りをしているお店。人気のキャロットケーキをはじめ、すべてのお菓子はグルテンフリーの国産有機米粉を使い、白砂糖や化学的な添加物を使わずに作っています。今日は、YOKO BAKESがグルテンフリーのキャロとケーキを始めとした米粉のケーキに「白砂糖を使わない理由」についてお話しします。

私が、白砂糖を使わなくなった本当の理由

私は、パニック障害を持っています。現在は大分落ち着いているものの、イギリスで娘を生んだ後、そして日本に来てからは、抗うつ剤を飲んだり睡眠薬を飲んだりたのですが不安や不眠は治らず、事あるごとにパニックになるのもずっと引きずっていました。

お店を始めてからもパニック発作を起こして救急車で運ばれたこともありました。あまり良くはならずに、一生付き合うんだろうな。と思っていたけど、ご飯前になるとがくがく震える 、頭が真っ白になって何も考えられない などの症状が、お店をオープンしてからも続きました。「とにかく製造の作業をするのが辛い。」そうお医者さんに訴えると、「血糖値の乱高下が問題ではないか?」先生に指摘していただき、検査を受けました。

結果は、「低血糖症」。つまり、糖尿病の一歩手前で、平たく言うと、「インスリンを出すのがへたくそな身体」ということ。私の父方の家計は糖尿病の人が多いので、やっぱりな、という感じだった。ただこの時は結構ショックで、「ケーキ屋なのに」と落ち込みました。小麦もダメ 、お砂糖もダメ。「もうケーキ屋、ほんとに向いてないじゃん。私なんて、マジでケーキ食べない方が良い人じゃん。ってかこんな身体で、ケーキ作る資格なんてない。」そう落ち込みました。

でも、もうケーキ屋は始めちゃったし、どうしよう。私はケーキの味は知ってるから、作るだけ作って、私は食べない、という手もありました。でもやっぱり、私はケーキが好き。カフェが好き。美味しいものを我慢するなんて、好きなことを我慢するなんて、そんなの、嫌!

じゃあ、私みたいなメンドクサイ身体でも、食べられるケーキにしたらどうか?そこで、血糖値を急激に上昇させ、それによりスランプを起こさせてしまう白砂糖は、お店で使わないことにした。マカロンを辞めたのは、それが理由。美味しいけど、しばらく白砂糖を入れてない身体に摂取すると、やっぱり違和感を感じる。マカロンには、技術上、どうしても白砂糖が必要になる。(実験したけど甜菜糖では無理だった。)

そして、イギリスでは、色を付けるために添加物も使っていたけど…それも辞めることにした。カラフルなマカロンや、レインボーカラーのケーキは、とっても可愛くて、とっても人気だったけど…美味しくて、可愛くても、結果、身体に負担になるのだったら、それは食べていても満たされない。

美味しくて、可愛くて、身体にも優しいもの。私はそういうケーキを作ることにした。

写真はイギリスのコッツウォルズ地方でお客様に頼まれた、結婚式場のマカロンタワー。写真のような「キラキラケーキ時代」は一旦終わりにして、素朴だけど、厳選された良い素材だけを使い、小麦アレルギーと、低血糖症という、私みたいな繊細な身体の持ち主の方でも、とびっきり美味しいスイーツが楽しめるように。

YOKO BAKESがグルテンフリー、そして白砂糖不使用、さらに化学的な添加物やアルコールを使わずに身体のことを考えてケーキを作る原点が、ここにあります。

この記事の著者

Yoko Wspanialy

1983年2月生まれ。奈良県出身、大学で上京。大学院からロンドンへ渡り、言語聴覚士となる。留学先のデンマークで出会ったポーランド人と結婚し、現地の病院にて7年勤務。イギリスで娘と息子を出産し、産休中に上司に頼まれてウェディングケーキを作ったのをきっかけに、ケーキ作りを仕事にしたいと願うようになる。BBCのブリティッシュベイクオフに応募し、最終選考まで残る。2016年末に日本へ引っ越し、現在鎌倉に在住。小麦アレルギーの診断を経て米粉に転換し、2021年に3月に実店舗をオープン。その開業記録や、ケーキをビジネスとして続けることのあれこれを書いています。

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